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会計コラム

新リース会計基準迫る!現場の声とAIの進化

2024年9月、企業会計基準委員会(ASBJ)から「すべてのリースを借手側がオンバランスする」新リース会計基準が公表されました。上場会社等には2027年4月1日以降開始する連結会計年度・事業年度からの適用が求められています。

新リース会計基準が迫る中、お客様に現状を伺うと、さまざまなお声が寄せられます。
■ リースの会計基準が変わるのは知ってるけど、具体的な対応はまだできていません。
■ ひとまずリースになりそうな契約書を洗い出して、チェックしています。
■ 自社だけでは新リースへの対応が難しいので、コンサル会社にお願いしました。
■ リースについてはIFRS16号を適用しているので、今回の改正ではあまり影響がないんです。

新リース会計への対応と一口にいっても、企業ごとに状況や課題はさまざまで現場の悩みは尽きません。

お客様ごとに新リース会計の対応状況は様々ですが、共通して多い悩みが

「この契約書がリースに該当するのかどうか分からない」

こうしたリースの識別に関するお悩みを抱えているお客様が非常に多いと感じています。
契約書の洗い出し作業だけでも一苦労なのに、さらに一枚一枚契約書の内容を確認してリースかどうかを識別する作業は、想像以上に手間がかかります。

特に、リース契約の件数が数千件に及ぶお客様の場合、一件一件、人の目で確認してリースを識別するとなると、膨大な時間と人的リソースが必要になります。

実際にお客様にリースの識別についての対応を伺うと、「もう一件一件、人の目で判断していきます」「コンサル会社にお願いしています」といったご回答が多いのが現状です。

新リース会計への対応は、決して簡単なものではない事がお客様の声を聞いて分かりました。

● AIで業務効率化!「奉行AIエージェント 新リース会計識別クラウド」

一件一件、契約書を人の目で確認してリースを識別するとなると、膨大な時間と人的リソースが必要になります。
特にリース契約件数が多い企業様ほど、その負担は計り知れません。
かといって、「コンサル会社にお願いしよう」となると、今度は莫大な費用がかかることが現実的な課題として立ちはだかります。
コストを抑えたい一方で、正確性やスピードも求められる。
このジレンマに頭を悩ませているご担当者様も多いのではないでしょうか。
そんな中最近注目されているのが、勘定奉行でおなじみの株式会社オービックビジネスコンサルタント(通称:OBC)が提供しているサービス

「奉行AIエージェント 新リース会計識別クラウド」です。

奉行AIエージェント 新リース会計識別クラウド

契約書を取り込むと、AIがリース契約かどうかを判定してくれるという画期的なサービスです。
リースを識別するだけでなくなぜリース契約として識別したかどうかの根拠まで出力してくれます。
監査法人に説明する資料としても大いに活用できるので、 「なぜこのように判断したのか?」と問われた際に、出力された根拠をもとに説明できるのは大きな安心材料です。

私自身、このサービスは本当に魅力的だなと感じています。
最終的な判断は人が行うにしても、AIが一通りリースかどうか識別してくれるだけで現場の負担は大きく軽減されると思います。
AIが自動で契約書を読み込んでリースかどうか識別してくれるなんて、本当にすごい時代になったと、つい感心してしまいます。
今後もAIの活用によって、現場はますます大きく変わっていくことでしょう。
人とAIが協力し合うことで、これまで以上に効率的で、質の高い業務が実現できる。
そんな未来が、すぐそこまで来ているのかもしれません。


● 最後に
新リース会計基準への対応は、これから本格化していきます。
多くのお客様が直面する新リース会計への対応も AIなどの新しいテクノロジーを活用することで、業務負担を大幅に軽減できる時代が到来しています。
私たちも、会計知識を磨きながら、お客様の業務が少しでも楽になるような製品・サービスづくりを心掛けてまいります。
新リース会計でお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。皆さまの業務がよりスムーズに進むよう、これからも全力でサポートしてまいります。

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