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インフラから見る会計システムの推移

2018年08月20日

グレーライン

国内の連結決算を取り巻く環境を振り返ると、20年ほど前には、EXCELでの作成やスタンドアローン型連結会計システムを利用して作成・運用していた会社が多くありました。内部統制もそれほど厳格化されておらず、連結決算自体を組める担当者も非常に人数が限られており、システム化して複数人で作業という会社はあまりなかったのではないかと思われます。
しかしながら、人材の流動化を背景に、担当者が突然余儀なく変更されてしまったり、引き継ぎをする者がいないなどの事象も起こるようになりました。また、連結開示の需要も増し、きちんと連結決算が行え、かつ業務がどのように行われているかを監視できる必要性が高まり、国内各社リリースの連結会計システムも充実してきています。また45日ルールなどもあり決算早期化の必要からも連結決算のシステム化は必然の流れであったと思われます。
ここでインフラとして、スタンドアローン型からクライアントサーバー型が主流となり、SQL Serverなどのデータベースを使用して複数のユーザーでの入力・監査などが容易に行えるようになりました。現在においても、クライアントサーバー型での連結会計システムの運用は主たる運用の中の一つあり、構築運用の容易さという点ではまだまだ使用されていくものだと思われます。
主たる運用の中の一つと述べましたが、主たる運用のもう一つがクラウド型といわれるものです。クラウド型の中にもアプリのみを提供するSaaS型、インターフェースを提供するIaaS型など細かく分類はありますが、エンドユーザーが使用するという点ではあまり差がないため包括してクラウド型と呼ぶことが多いと思われます。クラウド型と呼称されるものは数年前からありましたが、なぜ主流となったのと言えば、やはり東日本大震災の後、インフラを自社で持ちたくないと考える会社が増えたからと考えられます。また、管理コストは見えづらいがかなりかかっているのでは、という「コスト」の観点と、子会社でも直接入力できるようにしたい、監査人に直接見てもらいたい、などの「利便性」の観点の両面から急激に普及してきたように思えます。
加えてクラウドのメリットの一つに初期コストを安価に出来るというものがあります。社外に置くことでセキュリティが落ちてしまうのではないかなどの懸念も、データセンターにて監査報告書を提出でき、セキュリティ面でも優れていることを証明できるようになりました。
弊社のお客様ご商談時においても、クラウド型の採用率が100%というわけではありませんが、環境の選定にあたっては、ほぼ100%クラウド型を検討してから決定するという流れとなっております。
 また、クラウド型も柔軟な対応が可能となってきております。非常にセキュアなVPNを構築することで自社システムとのシームレスな連携を実現するなど、より便利な運用環境を提供することができるようになっております。
 現在、クライアントサーバー型でシステム構築されているお客様も、クラウド型への転換をご検討されてはいかがでしょうか。



Written by J.H

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