連結グループ内の会社間における取引によって購入した棚卸資産に利益が付加されていた場合、
その利益はグループ内部のみで計上されたものであるため、未実現の利益となる。
期末時点でこのような棚卸資産を保有していた場合、その未実現利益は全て消去する必要がある。
具体的には次のような未実現利益の消去仕訳によって売却時の利益を消去すると共に、棚卸資産を減額する。
…… (売上原価)XX (棚卸資産)XX
なお、当該棚卸資産をグループ外部の企業に売却した際は未実現利益が実現することになり、未実現利益の消去仕訳の振り戻しを行う。