導入システム『BTrex 連結会計』
トーセイ株式会社様に訪問し、決算担当をされている担当者A様・担当者B様にBTrex導入の経緯などについて聞かせていただきました。
ビジネストラスト:
BTrexを検討・選択された理由は何でしょうか?
A様:
ポイントとなったのはシンガポール証券取引所への上場が迫っていたということでした。『IFRS対応』を求められ、J-GAAP(日本基準)からIFRSへの調整を行う際に会計処理も含め、どういったことが必要なのか、遡及修正処理などはどのようにシステム対応すれば良いのか等で悩んでいる時期でした。IFRSへ対応された連結決算システムが必要となり、BTrexを導入することとなりました。
ビジネストラスト:
導入の効果はいかかでしょう。
B様:
IFRSへの対応はもちろんなのですが、私の担当している内部取引の消去や未実現利益調整処理の部分は画面も綺麗で見やすいため作業がしやすく、複数担当者で同時作業が可能なので、以前に比べて早く連結決算業務を終えることができるようになりました。IFRSに対応するためスケジュールが以前より厳しくなりましたので、非常に助かりました。
ビジネストラスト:
一般的に、連結決算システムのキャッシュ・フロー作成機能はあまり評判の良くないものが多いようです。
A様:
慣れてくると本当に便利です。連結財務諸表で作成したデータをスムーズに取り込め、各社での入力データ等を一覧で確認できますので合算金額に不安を持つこともありません。
B様:
BTrexはメニュー構成がわかりやすく、会計処理に即したフローで業務を行える点がいいと思います。フローチャート機能もそうですが、そもそもメニュー自体がわかりやすく配置されています。連結会計については、あまり詳しくなかったのですが、BTrexにより、徐々にわかってきた気がします。BTrexの操作方法を学ぶとともに連結会計を学ぶことができました。
ビジネストラスト:
導入の契機であった、IFRS対応についてはどうですか?
A様:
J-GAAPとIFRSの両方が作成できることは当然として、レポート機能によりオリジナルのチェック用精算表を設定しています。各社のJ-GAAP残高、J-GAAP単純合算、J-GAAP連結仕訳、J-GAAP連結残高、個別IFRS調整、連結IFRS調整、IFRS連結残高と、精算表のように並べることができるので、様々な差異を分析できて確認にも便利です。
ビジネストラスト:
今後はBTrexをどのように使っていきたいとお考えですか。
A様:
ちょっとした便利機能がけっこうあるので、さらなる業務効率の改善を図っていきます。また、セグメント別の月次予算実績比較を行っていますが、管理会計データをさらに充実させていきたいですね。
ビジネストラスト:
本日はありがとうございました。